岩国店
加納虹輝選手(JAL)の想いをカタチに。夢のフェンシングセンターが完成
岩国市 加納虹輝フェンシングセンター
フェンシング男子エペ日本代表として活躍する加納虹輝選手(所属:日本航空)。
今回、加納選手が思い描いていたフェンシングセンターが、イワナミの設計・施工によって完成しました。
競技に必要な環境へのこだわりや、イワナミの施工チームとの打ち合わせ、そしてこの場所で練習する子どもたちへの想い。
完成したフェンシングセンターを前に、加納選手にお話を伺いました。
思っていたよりも大きく、オープンが楽しみなフェンシングセンター
完成したフェンシングセンターを見て、いかがですか?
「単純に、無事完成して嬉しい気持ちと、実際に見て、思ったよりこの建物のサイズ感が大きいなっていうのがあります。完成してオープンするまですごくワクワクしています」

以前訪れたときは、まだ内装工事の途中だったフェンシングセンター。完成した施設を見て、加納選手もその広さや明るさを実感したといいます。
「その時来ているときよりも明るく感じますし、鏡もついたので、その時より広く感じますよね。奥行きが出て、吹き抜けもすごく広いので、本当に広く感じます」


競技に集中できる環境へのこだわり
フェンシング場で、特にこだわったところを教えてください。
「まず、長さですね。フェンシングって16m必要なんです。ピストは14mでもいいんですけど、14mプラスもう1mくらいあるとフェンシングは満足にできると思うので、長さは16m取ってもらうようにはしました」

競技中の動きまで考え、ピストだけでなく、その周囲にも余裕を持たせた長さを希望しました。
加納選手がこだわったのは、長さだけではありません。壁の素材にも、安全性と使いやすさへの配慮が込められています。

「フェンシングは、こういうところに当たったりすることがあると思うので、剣が当たったときに壁が硬いと、壁も傷つきますし、剣も傷んじゃうので。そうならないように、見た目じゃ分からないですけど、触るとちょっと柔らかい素材にしてもらいました」
実際に使用する場面を想定し、壁に剣が当たった際のことまで考えて素材を選定。競技に集中できる環境づくりを進めました。
打ち合わせでは、加納選手自身に実際に剣を突いていただき、傷がつきにくいかなどを確認しながら素材を選んでいただきました。

また、ピストは床に埋め込むことで、周囲との段差をなくしています。
「ピストと床がフラットだと、フェンシングに限らずフットワーク練習とか子どもたちが走り回っても、段差でつまずいたりとかないようになるのでフラットの方が安全でいいですね」

競技のしやすさだけでなく、子どもたちが安全に過ごせることも大切にした設計です。
上から練習を見守れる、吹き抜けの見学スペース
2階の見学スペースも、加納選手のご希望だったそうですね。
「僕は、上から観覧席みたいな感じで見るのも面白いかなと思ったので、吹き抜けにして、上から見られるようにしてもらいました」

完成した2階の見学スペースからは、フェンシング場を見渡すことができます。
「フェンシングって、近くで見るより、ちょっと離れたところから見た方がよく見えるんですよ。なので、上からこれだけ高さがあると、よく見えるかなって。これは良かったなって思うところですね」

また、構造を補強するために採用したスチールブレースについても、加納選手から嬉しい感想がありました。
「太い木の柱みたいなのが入っちゃうと上から見えないということで、これもすごい良かったなと思っています」
加納選手の希望に加え、イワナミ設計チームからの提案も取り入れながら、開放感と見やすさを両立した見学スペースが実現しました。
施設づくりの原点となった、メダルやトロフィーの展示スペース
メダルやトロフィーを飾る展示スペースも、こだわりのひとつだそうですね。
「当初はどちらかというと、フェンシング場ではなく、こういうメダルとかトロフィーを置きたい、場所をつくりたい、記念館的なのをつくりたいっていうところから、イワナミさんに相談したのが最初のスタートだったんですよ」

実は、加納選手が最初に思い描いていたのは、メダルやトロフィーを飾る記念館のような場所でした。
そこから話し合いを重ねるなかで、フェンシング場も一緒につくる構想へと広がっていきました。
「いつしかフェンシング場をつくるっていう話になって、だったら一緒にフェンシング場をつくった方がいいんじゃないかっていう話から、気づいたらフェンシング場がメインの記念館がサブぐらいになってたので。でも、ここはすごく大事な部屋で、今まで取ったメダルやトロフィー、記念品的なものを置きたいな、大事なものを置きたいなと思っています」
競技に打ち込む場所であると同時に、これまでの歩みを振り返り、大切なものを飾る場所。加納選手にとって、フェンシングセンターのなかでも特別な空間です。

イワナミの施工チームと一緒につくり上げた施設
イワナミの施工チームとの打ち合わせはいかがでしたか?
「何度も打ち合わせをしていただいて、すごく楽しかったです」

加納選手は多忙なスケジュールのなかで、施工チームに任せる部分も多かったそうです。
「僕はあまり時間が取れなかったりして、結構お任せしたんですね。そうすると、たくさんある選択肢の中から2個、3個ぐらいに絞っていただいて、そこから僕が『この色がいいです』とか『ここはこういうふうにしたいです』っていうのを選びやすくしてくださったので、そこはお任せしてよかったなと思います」

色や素材など、数多くの選択肢のなかから希望に合うものを選びやすいように提案。限られた時間のなかでも、加納選手の想いを確認しながら、一緒に施設づくりを進めていきました。
「時間がなくても、こうやって立派な建物をつくることができたので、一緒にイワナミさんの設計チームと、この建物をつくってくれてよかったです」

この場所から、未来のメダリストへ
これからこの施設で練習する子どもたちや、地域の皆さんへメッセージをお願いします。
「この新しくできたフェンシング場で、今までフェンシングをやっている子も、これからフェンシングを始める子もいると思います」

加納選手が願っているのは、子どもたちが快適な環境で練習に取り組み、この場所から世界を目指す選手が育っていくことです。
「このフェンシング場は、エアコンがついて快適ですし、設備もすごく整っていると思うので、ここで世界を目指して、最終的には世界大会でメダルを取るような選手が出てきてくれたら嬉しいなと思います」
最後に、加納選手からこんな言葉をいただきました。
「一緒に、このフェンシングセンターで頑張りましょう!」

加納選手の想いが込められたフェンシングセンター。ここで過ごす時間が、子どもたちの夢や未来につながっていくことを願っています。
イワナミはこれからも、お客様一人ひとりの想いに寄り添い、その人らしい夢や理想をカタチにする空間づくりをお手伝いしてまいります。

