【失敗しない】ビルトインガレージ付き住宅を建てるときの注意ポイント5選

目次
2. 注意点①|間取りに影響大!居住スペースとのバランスを考えよう |
1. はじめに|なぜ今「ビルトインガレージ」が人気なのか
「ビルトインガレージ」とは、住宅の1階部分などに車庫スペースを組み込んだ間取りのこと。別棟のカーポートやガレージとは異なり、建物と一体になっているのが特徴です。
近年は、以下のような理由から特に子育て世帯や共働き家庭を中心に人気が高まっています。
・雨の日でも濡れずに車の乗り降りができる
・買い物帰りの荷物の出し入れがラク
・防犯面で安心感がある
・ガレージ部分を趣味スペースとしても使える
しかし、便利な反面「あとから不便さに気づいた…」「こんなはずじゃなかった」という声も少なくありません。ビルトインガレージを取り入れるなら、事前にしっかりとした計画と注意が必要です。
2. 注意点①|間取りに影響大!居住スペースとのバランスを考えよう
ビルトインガレージは住宅の一部に車を収納するため、1階の居住スペースが狭くなりがちです。2台分のガレージを確保すると、それだけで10〜12畳ほど必要になります。
そのため、
・LDK(リビング・ダイニング・キッチン)の広さ
・収納スペースの確保
・洗面室や玄関の配置
などに影響が出やすくなります。
家族構成やライフスタイルに合わせて、どこを優先するかをしっかり検討しましょう。
3. 注意点②|騒音・ニオイ対策は必須!生活空間との仕切り方
ビルトインガレージは便利な反面、エンジン音や排気ガス、灯油などのニオイが生活空間に入りやすいというデメリットもあります。
特に注意したいのが、次のようなケースです。
・寝室や子ども部屋がガレージの上にある
・ガレージと室内がドア1枚でつながっている
・換気が不十分な設計
これらを避けるためには、以下のような対策が有効です。
・防音性の高い建材を使用する
・気密性の高いドアを設置する
・玄関や廊下をワンクッションとして設ける
・排気ガスが室内に入らないよう換気扇や給気口を設置する
音やニオイは住み始めてから気づくことも多いので、設計段階での対策がとても重要です。
4. 注意点③|換気と採光をしっかり確保しよう
ビルトインガレージは閉鎖的な空間になりやすく、空気がこもって湿気もたまりがち。換気と採光の工夫が欠かせません。
排気ガスのこもり対策として、以下の工夫が効果的です。
・窓や換気扇を複数設置する
・自然光が入るように設計する
・通気性のあるシャッターを使う
換気が不十分だとカビやサビの原因にもなります。車と住まい、両方の寿命を守るためにも重要なポイントです。
5. 注意点④|車のサイズと動線を見落とさない
ビルトインガレージを設ける際、意外と多いのが「車が入りきらなかった」「ドアが開けにくい」といった声です。
設計段階では、
・現在の車だけでなく、将来乗り換える可能性のある車種も想定する
・ドアの開閉スペースや荷物の積み下ろしを考慮する
・ガレージから室内へスムーズに移動できる動線をつくる
といった点に注意しましょう。
特に、小さな子どもがいる家庭では、ベビーカーの出し入れやチャイルドシートの着脱がしやすい広さがあると便利です。
6. 注意点⑤|将来のメンテナンス・防水対策も忘れずに
ガレージは雨水や泥、車のオイルが溜まりやすい場所。床材や排水設計も要注意です。
以下のような処置をしておくと安心です。
・コンクリート床に防水塗装を施す
・わずかに傾斜をつけて排水口へ水を流す設計
・排水口の掃除がしやすい構造
さらに断熱材をガレージ部分にも入れておくことで、夏の暑さ・冬の寒さ対策になります。
7. まとめ|快適なビルトインガレージで、暮らしの質をアップ!
ビルトインガレージは、車のある暮らしをもっと便利に、そして快適にしてくれる設備です。しかしその一方で、設計ミスや見落としがあると「後悔ポイント」になりやすい場所でもあります。
今回紹介した5つの注意点を押さえながら、住宅会社としっかり相談し、自分たちの暮らしに合ったガレージづくりを目指しましょう!
失敗しないビルトインガレージづくりで、あなたの暮らしをより豊かに。
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